長崎ルート未着工区間(新鳥栖-武雄温泉)の整備方式とは

 当初はフリーゲージトレイン(FGT、軌間可変電車)を導入し、在来線の線路をそのまま活用する計画だったが、開発が難航。国土交通省やJR九州は2017年、導入を断念した。与党検討委員会は19年8月、全線フル規格での整備が適当とする基本方針をまとめた。これに対し佐賀県は財政負担増や利便性低下などを理由に反発。同省と同県が20年6月から協議を続けているが、平行線をたどっている。

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