相模原市緑区の旧津久井4町で育った茶を使った入浴料「つくいのお茶の湯」が完成し、市内で販売を始めた。商品化を企画したJA神奈川つくいは「相模原の新しいお土産としてPRしていきたい」と意気込んでいる。
旧津久井地域は茶の生産地として知られ、10軒ほどの農家が茶葉を育て、足柄茶ブランドとして販売している。これまでに茶葉を使った加工品を手掛けたことはあったが、食品以外の商品開発は初めてという。
JA神奈川つくい営農経済課の中原正貴課長は「津久井地域でも、お茶を生産していることを知らない人は多い。津久井ブランドとしてその魅力を知ってもらいたいと、新しい切り口で企画した」と話す。茶葉を原料にした入浴料は湯船に入れると新茶のような香りが広がり、リラックス効果が期待されるという。
「つくいのお茶の湯」は1袋(25グラム)150円。JA神奈川つくいの農畜産物直売所・あぐりんずつくい(同市緑区中野)や藤野園芸センター(同区日連)で販売している。問い合わせは、JA神奈川つくい生活課電話042(784)1324。