【新型コロナ】沖縄の新規感染者130人 玉城知事「米軍が原因、激しい怒り」

 沖縄県は3日、県内の新型コロナウイルスの新規感染者が130人だったと発表した。100人を超えるのは昨年9月以来3ヵ月半ぶり。これより先に会見した玉城デニー知事は、米軍内での感染拡大が要因との見方を示し「激しい怒りを覚える」と厳しく批判した。

遺伝子分析の結果、米軍内での感染拡大が要因と判明

 県が発表した3日の新規感染者は130人で前日の51人を大きく上回り、昨年9月25日以来の100人突破となった。年始3日間で通算233人と感染が急拡大しているが、今のところ重症者は出ていない。なお米軍関係者の感染はこの日16人で、年始3日間では321人となっておりさらに上回る勢いとなっている。

 この日の新規感染者の発表より前、2日に年頭会見を行った玉城デニー知事は、感染者の遺伝子解析の結果、米軍内の感染拡大が市中感染の要因となっていることが分かったと示し「米軍の感染防止対策と管理体制の不十分さを示すものと言わざるを得ず、激しい怒りを覚える」と厳しく批判した。

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