世界の新型コロナウイルスの感染状況を逐次調査、公開しているアメリカのジョンズ・ホプキンス大学によると、3日に新たに判明したアメリカ国内の新規感染者は約108万人となった。昨年12月末からおよそ倍増し、過去最多を連日更新している。
入院者数が劇的増加 医療提供体制ひっ迫の恐れ強まる
この日公表された同大学の報告によると、アメリカ全土で3日に判明した新型コロナウイルスの感染者数は約108万人。昨年12月30日の約59万人を超え、過去最多を更新している。都市部での感染拡大の勢いが止まらず、特にニューヨーク市ではすでに入院者が5000人を突破。年末年始の人流増加の影響はこれから出てくると想定されるだけに、医療提供体制に大きな影響が出る懸念が強まっている。
政府はさらなる感染拡大を防ぐため、引き続き国民にワクチン接種を呼びかけるとともに、米食品医薬品局（FDA）は3日、ファイザー社製新型コロナウイルスワクチンによる追加接種の対象年齢を、12歳以上に拡大することを承認した。
