自転車、電動キックボードのシェアへ実証実験 宇都宮市、LRTなど補完する2次交通

駐車場で電動キックボードを試乗する市職員(宇都宮市提供)

 【宇都宮】佐藤栄一(さとうえいいち)市長は4日の新春記者会見で、今年の新たな取り組みとして、自転車や電動キックボードのシェアリングサービス導入に向けた実証実験を行うと発表した。2023年3月に開業を予定する次世代型路面電車(LRT)などの公共交通機関を補完する2次交通を充実させ、市民の利便性を高める狙い。

 シェアリングサービスは、必要な時に借り、行った先で返すことができるのが特徴。エリア内に複数設置される置き場所「ポート」で貸し出しや返却受け付けをする。利用の手続きはスマートフォンのアプリを活用して行うのが一般的という。

 実証実験では「自転車や電動キックボードがどのように活用されるのか」「採算性、回遊性の向上といった効果があるか」などを検証する。先行事例の情報を収集しながら、実施場所や時期、台数などの検討を進める。

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