社民・福島党首「参院選まさに正念場」 神奈川での擁立も検討

定例会見で参院選への意気込みを語る社民党の福島党首=5日、国会内

 社民党の福島瑞穂党首(県連合代表)は5日の定例会見で、今夏の参院選について「党にとってまさに正念場。今の時代に必要な政党だ。市民と野党の共闘を維持しながら躍進につなげたい」と述べ、党勢拡大に強い決意を示した。

 社民は参院選の結果次第で公選法上の政党要件を失いかねない。福島氏は「複数区はもちろん、1人区でもどこか立てたい。神奈川への擁立も進めている」「比例も2人、3人と増やしたい」などと強調。遅くとも3月の党大会までには候補者を選定するとした。

 一方、14日公示される任期満了に伴う党首選(29、30両日投票、31日開票)への自身の対応については「立候補へ向けて準備中だ。(周囲と)相談しながらやっていきたい」と説明。「党がどう頑張っていくか、党員が議論し、心を一つにするものにしたい」と語った。

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