「銀座クラブ」松本氏、自民復党白紙 茂木幹事長が神奈川県連に陳謝

自民党の茂木幹事長との面会を終え、記者団の取材に応じる竹内県連会長代行(中央)、土井県連幹事長(右)ら=15日、東京・永田町の党本部

 銀座クラブ問題で自民党を離党した松本純元国家公安委員長の復党を認めた党本部の決定に党神奈川県連(竹内英明会長代行)が反発していることを巡り、茂木敏充幹事長は15日、竹内氏ら県連幹部と党本部で面会した。茂木氏は党本部が復党手続きを一方的に進めたことを陳謝し、松本氏の復党を白紙に戻した上で手続きを一からやり直す考えを示した。面会後、土井隆典県連幹事長が記者団に明らかにした。

 松本氏は新型コロナウイルスの緊急事態宣言下に東京・銀座のクラブに深夜まで滞在したことが発覚し、2月に離党。10月の衆院選に無所属で神奈川1区から出馬して落選した。

 県連は党本部に対し、松本氏の復党に慎重な対応を求めていたが、党本部は党紀委員会で復党を了承。県連は地元の意向を考慮していないなどとして、11月に茂木氏宛ての抗議文を提出していた。

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