Doosan、アワード受賞のVTOL「DJ25」、進化した水素燃料電池ドローンも展示[CES2022]

Doosanブースでは、CESイノベーションアワード受賞の電動ブルドーザーのT7Xが大きく目立つ形でブース展示が行われていた。

アワード受賞したDJ25はフューエルセル駆動のVTOLで、最大積載量2.5kg、最大飛行時間は4.5時間。500kmもの長距離を飛行することが可能だ。実機はブース上部に吊るされて展示されており、ブース内では正直少し目立たない場所となっており、もったいなく感じてしまった。

その代わり、3年前に初登場した同じくフューエルセル駆動のマルチコプターがその直下で大きく展示されており、こちらは以前よりもずいぶん洗練されたように感じた。

ブースにいたDoosanの方に話を伺ったところ、メインのアプリケーションは風力発電の検査やパイプライン検査などの検査業務と海岸線などの公衆安全警備業務などが挙げられるとのこと。

これまでに韓国、中国市場で300機程度販売実績があり、今後はマーケットサイズの大きいアメリカに進出したいと語っていた。 また、展示機にはParaZeroのパラシュートが搭載されていたが、安全装置に関しては交渉中とのことで、市場に出るときには変わっている可能性がある。 価格はベース機で約800万円という。

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