新潟県内12市で新たに20人の新型コロナウイルス感染症患者、新潟市発表分ふくめ30人を超えるのは9月以来

新潟県は6日15時30分、県内12の市で県内8299例目から8340例目(新潟市発表分を除く)となる新型コロナウイルス感染症患者が計20人確認されたと発表した。また、新潟市が発表する同市内の新規患者数は15人で、県内全域では計35人となった。

新規感染者20人の内訳は、長岡市で5人、糸魚川市で3人、村上市で2人、三条市・小千谷市・十日町市・胎内市・魚沼市・柏崎市・見附市・五泉市・南魚沼市で1人ずつ。また、小千谷市滞在中の人が1人。感染経路不明の患者は5人で、県外往来のあった人は6人だが、現時点で新たな集団感染は確認されていない。全員が軽症または無症状。

なお、県全域で新規患者が30人を超えるのは2021年9月23日以来となる。

感染症対策・薬務課の星名秋彦課長は「今週に入ってから県外由来の患者が多くなっており、年末年始の(帰省などの移動の)影響が出ている。年末年始の反動ということもあるため、このまま(の患者数の多さ)で推移するかは不明だが、オミクロン株が入ってきている場合は、デルタ株の比ではない速さで感染が拡大していく。これから感染が拡大するとは言い切れないが、来週まで状況を注視していく」と話す。

そして「県外往来に関わらず、基本的な感染対策は徹底していただきたい。また症状がある場合は、イベントなどへの参加は絶対に止め、医療機関に受診してほしい」と再度の感染対策徹底を呼びかけた。

感染症対策・薬務課の星名秋彦課長

患者の概要については、以下の通り。

8299例目は長岡市在住で介護職員の30歳代男性。県外感染者の濃厚接触者。

8300例目は三条市在住で会社員の30歳代男性。県内感染者の濃厚接触者。

8309例目は小千谷市在住で会社員の30歳代女性。県外感染者の濃厚接触者。

8310例目は小千谷市滞在中で会社員の20歳代男性。県外移動歴がある。

8311例目は村上市在住で自営業の50歳代女性。これまでに確認されている福祉施設関連の集団感染の患者で、同集団感染の患者は計31人となった。

8312例目は十日町市在住の10歳代男性。県内感染者の濃厚接触者。十日町市によると、十日町市立小学校に通う児童であり、1日に児童の家族の陽性が判明し、その後5日に行ったPCR検査で児童も陽性が判明した。学校は冬季休校中であったため臨時休校にはせず、放課後の児童クラブに関しても通常通り実施する。

8313例目は胎内市在住で会社員の20歳代男性。県内感染者の濃厚接触者。

8314例目は魚沼市在住で会社員の60歳代男性。感染経路は明確ではないが、県外移動歴がある。

8320例目は柏崎市在住で会社員の20歳代男性。県内感染者の濃厚接触者。

8321例目は見附市在住で会社員の20歳代女性。現時点で感染経路は不明。

8322例目は村上市在住で介護職員の40歳代女性。感染経路は明確ではないが、県外移動歴がある。

8325例目は長岡市在住の10歳代男性。県内感染者の濃厚接触者。

8326例目は長岡市在住の10歳未満の男性。県内感染者の濃厚接触者。

8327例目は長岡市在住で無職の80歳代男性。県内感染者の濃厚接触者。

8328例目は長岡市在住で無職の30歳代男性。県外感染者の濃厚接触者。

8329例目は五泉市在住で会社員の60歳代男性。県外移動歴があり、また県内感染者の濃厚接触者。

8330例目は糸魚川市在住で無職の20歳代女性。

8331例目は糸魚川市在住で介護職員の20歳代女性。

8332例目は糸魚川市在住で公務員の20歳代男性。糸魚川市によると、糸魚川市消防署能生分署の職員であるという。

8340例目は南魚沼市在住で介護職員の60歳代女性。現時点で感染経路は不明。

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