神奈川県の黒岩祐治知事は6日の年頭会見で、新型コロナウイルスの新変異株「オミクロン株」の感染拡大を受け、県民に「徹底用心」を呼び掛けた。
県は感染力が強いとされるオミクロン株への急速な置き換わりが進んでいることを踏まえ、医療体制の整備に万全を期す考えだが、知事は「何より県民一人一人の感染対策が鍵になる」と強調。「徹底用心」と記したボードを掲げ、マスクの着用やアルコール消毒の徹底、ソーシャルディスタンスの確保など基本的な感染防止策を怠らないよう求めた。
8～10日に県内各自治体で成人の日の式典が予定されていることも踏まえ、「一生に一度のお祝いの機会を感染拡大の場にしてはならない」とも述べ、式典後を含め新成人に「3密」の回避などを訴えた。
