警察車両でドーナツターンを披露したオコン、年明けからSNSで炎上

 アルピーヌのエステバン・オコンがツイッターを更新し、議論を呼んでいる自身の動画について釈明を行った。

 発端は、1月2日にオコンが自身のツイッターで行った投稿。このツイートでは「最高運転責任者の称号をもらった」というメッセージとともに、アルピーヌA110が駐車場でドーナツターンをする様子を収めた動画が添えられていた。

 問題となったのは、このアルピーヌA110が国家憲兵隊(フランスの警察組織の一つ)のパトロールカーだったためだ。

 私有地内とはいえ、警察車両がサイレンを鳴らしながら派手に走行するこの動画に対しては、一部のユーザーから「ここはサーキットじゃない」、「ガソリンやタイヤは税金で賄っているのに……」といった批判が寄せられた。

 また、この動画では運転席の様子がよく見えず、オコンではなく憲兵隊員が運転していると誤解されたこともこの騒ぎを助長したようだ。

 こうした批判を受けて、翌日オコンは自身のツイッターを更新し、運転していたのが彼自身であり、この動画がアルピーヌが国家憲兵隊にA110を納入したことを記念するプロモーション映像の撮影中に撮られたものだと弁明した。

「いくつかツイートを見たから、アルピーヌが企画したプロモーション撮影のために、僕が国家憲兵隊仕様のA110を運転していたことを明確にしておきたいと思う」

 この投稿には、YouTubeで公開されているプロモーション映像のフルバージョンのリンクが添付されており、動画ではドーナツターンのあと、オコンとアルピーヌCEOのローラン・ロッシが車から降りる様子が収められている。

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