「鎌倉殿」頼朝ゆかりの茅ケ崎 歴史スポットを動画で発信

源義経の亡霊伝説が残る「旧相模川橋脚」(茅ケ崎市観光協会提供)

 NHK大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の放送開始を捉え、神奈川県茅ケ崎市内にある源頼朝ゆかりの地を紹介する動画が制作された。同市内にキャンパスを置く文教大や市内事業者などで構成する「地元から発信する旅づくり会」(事務局・同市観光協会)が手掛けた。

 動画では、丹後局(たんごのつぼね)が出産した源頼朝の子のえな(胎盤)を埋めたと伝えられる「旧跡懐嶋山(かいとうざん)の碑(えな塚)」(同市西久保)、源義経の亡霊伝説が残る国史跡・国天然記念物の「旧相模川橋脚」(同市下町屋)、頼朝の先祖義家が戦勝を祈願した「鶴嶺八幡宮」(同市浜之郷)など市内5カ所を取り上げている。

 1月中旬にはゆかりの地の紹介と人物相関図や周辺のグルメ情報を紹介するなど市内の散策に使えるマップも作成し、同協会などで配布する予定。

 同協会は「源頼朝ゆかりの地を通して、茅ケ崎の新たな魅力を発見してもらえれば」としている。問い合わせは、同協会電話0467(84)0377。

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