埼玉西武ライオンズに入団した滝澤夏央選手(18、関根学園高)が6日、埼玉県所沢市の「若獅子寮」に他の新入団選手と共に入寮した。球団施設に入り、「楽しみ、ワクワクしている」と気持ちを高ぶらせている。
朝5時に起床し、午前中に所沢へ移動した。この日首都圏を襲った降雪はまだなかったが、「こっちの方が風が冷たい感じがする」との印象。正月は上越市和田地区の自宅近くの神社に初詣し、おみくじで「大吉」を引いた。「最初は苦労するが、最終的には実るという感じのことが書いてあった」と紹介し、「しっかりと上を見ていろいろなことを吸収して頑張りたい」と意欲を見せた。
現NPB(日本野球機構)選手で最も小柄な体(164センチ、65キロ)に話題が集まる。「まだ(伸びることを)信じているが、伸びていない。身長のいじりはいつも通り」と苦笑しつつ、「この身長だからここまでこられた。自分はスピードが売りなので、体重を増やさないように、このままの状態を維持できるように心掛けて練習したい」と持ち味を最大限に生かす。
家族からは「けがだけは気を付けて頑張れ」と送り出され、野球部の後輩からは寄せ書きの色紙を贈られた。一緒に頑張ってきた仲間のメッセージを見て、「刺激になるし、後輩にもいい報告ができるように頑張りたい」と力を込めた。
8日から新人合同自主トレが始まる。