プロ野球、埼玉西武ライオンズの新入団選手記者発表会が10日、東京・品川プリンスホテルで開かれ、関根学園高3年の滝澤夏央選手(18)がライオンズの真新しいユニホームに袖を通した。「ユニホームを着て、一層緊張感と実感が湧いてきた。これからがスタート。一日も早く支配下登録選手になって、球界を代表する選手たちの中に入って、1軍で戦えるように頑張りたい」と決意を新たにした。
新入団選手発表会の前には、報道陣の取材があり、滝澤選手も明るい表情で答えた。同期入団選手の中には191センチや190センチ、180センチ台の選手がずらり。164センチの同選手は逆の意味で注目された。「みんな、でかい。自分だけ浮いている感じ」と苦笑いし、「身長は関係ないところを見せられるように。小さい子たちにも身長で諦める子がいると思うので、そういう子に夢を与えることが一つの目標」ときっぱりと話した。
特長は、50メートル走5秒8の脚力を土台に「スピードを生かした守備」であり、「球際の強さが自分の持ち味」。抜群の身のこなしから広い守備範囲と正確で速い送球を見せる。「1年目から、高卒らしく、泥くさく、はつらつとプレーしたい」と話す。
目標とする選手は西武の先輩となる、日本代表の源田壮亮遊撃手(28)で、「ゴールデングラブ賞を(4年連続で)取っているし、その選手がいる球団に入れて幸せ。経験や意識していることを聞きたい。源田選手のように正確性や魅せるプレーもできれば」と連係に思いをはせた。