長崎県などは7日、県内4市で新たに29人の新型コロナウイルス感染者を確認したと発表した。1日当たりの感染者が20人を超えるのは昨年9月15日以来114日ぶり。
佐世保市の感染者は7人。40代女性は高齢者福祉施設職員で、市は濃厚接触者ら22人を検査している。この女性と接触した別の高齢者福祉施設で働く50代男性も感染した。このほか▽同居の60代男女▽県外から帰省した20代女子大生▽米海軍佐世保基地内の感染者と接触した30代女性会社員▽海上自衛隊佐世保地区所在部隊に所属する50代男性－の陽性もそれぞれ分かった。
長崎市の9人中5人は市内陽性者の濃厚接触者。それ以外の4人のうち、20代女性会社員は先月末から今月2日まで県外に滞在。県外在住の20代男性は陸路の公共交通機関で帰省した。
諫早市は11人、大村市は2人。このうち諫早の6人と大村の1人は県内陽性者の濃厚接触者。ほかの諫早の10～20代女性3人と大村の10代女子学生は、それぞれ県外移動歴や県外在住者との接触歴があった。西海市の実家に帰省した接客業の20代男性は、県外の医療機関を受診し陽性と判明したため県内事例に含まれない。
また、日本郵政は7日、諫早市八坂町の諫早郵便局で従業員1人が感染したと公表した。6日夕から窓口業務を休止し、局内を消毒。7日は通常通り営業を再開した。
