足大付 4強あと一歩 日南振徳(宮崎)に逆転負け 男子21年ぶり快挙ならず 春高バレー

準々決勝第1セット、ブロックを破って強烈なスパイクを決める足大付の浅野=東京体育館

 バレーボールの第74回全日本高校選手権大会(春高バレー)第3日は7日、東京体育館で男女準々決勝までを行った。本県男子代表の足利大付(3年連続41度目)は3回戦で山形県代表の山形中央(3年ぶり19度目)に2-1で勝利。続く準々決勝は宮崎県代表の日南振徳(初出場)に1-2で逆転負けし、2001年以来21年ぶりの4強入りはならなかった。

 足利大付の3回戦は第1セットを先取され、第2セットも中盤まで劣勢を強いられたが途中出場のレフト小林優人(こばやしゆうと)の強打とサーブで流れを呼び戻し、終盤の4連続得点などで25-23。第3セットも小林を軸に得点を重ね、中盤以降はレフト寺内剛仁(てらうちたけひと)のバックアタックなどが決まり25-19と突き放した。

 準々決勝は第1セットから寺内の強打などで得点を重ね25-23と先行した。しかし、以降は強力な相手サーブに苦しみ第2セットを11-25。第3セットも中盤までに点差を広げられ、終盤は寺内のブロックやレフト浅野希浩(あさのきひろ)の強打で食い下がったが16-25と及ばなかった。

 男子は日南振徳のほか、日本航空(山梨)、鎮西(熊本)、雄物川(秋田)が4強入り。女子は2連覇を狙う就実(岡山)、下北沢成徳(東京)、古川学園(宮城)、金蘭会(大阪)が準決勝に進んだ。

3回戦第3セット、相手スパイクをブロックする足大付の小林優(中央)=東京体育館

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