9日(日)北陸以北で雨や雪 10日(月)成人の日は広く日差しの温もりも 連休明けは北日本猛吹雪のおそれ

 あす9日(日)は北陸以北の日本海側を中心に雨や雪が降りそうだ。東日本の太平洋側や西日本では晴れる所が多い見込み。10日(月)成人の日は関東では午前を中心にやや雲が広がるものの、そのほかの各地は日中広く日差しがありそうだ。
 あす9日(日)と10日(月)はこの時期としては気温の高い所が多くなりそうだ。
 連休明けは冬型の気圧配置が続き、12日(水)頃にかけて北日本中心に猛吹雪となるおそれがある。

9日(日)の天気 北陸以北の日本海側中心に雨や雪 関東以西は広く日差しあり

 きょう8日(土)夜からあす9日(日)昼頃にかけて、北海道付近を進む低気圧からのびる前線が北・東日本を通過する見込み。8日(土)夜以降、北陸以北の日本海側を中心に雲が広がり、あす9日(日)にかけて雨や雪の降る所がありそうだ。
 特に、9日(日)昼頃にかけては、東北日本海側や新潟県を中心に大気の状態が非常に不安定となる見込み。雷を伴って雨や雪が強まったり、竜巻などの激しい突風やひょうが発生するおそれもあるため注意が必要だ。

 また、北海道や東北の太平洋側でも、午前を中心に雪や雨の降る所があり、降り方の強まるおそれもある。
 さらに、別の低気圧が9日(日)夜にかけて本州の南の海上を東進する見込み。東日本の太平洋側や西日本は広く日差しがあるものの、低気圧の雨雲の一部がかかる紀伊半島を中心に雨の降る所がある予想だ。

9日(日)の気温 日中は3月並みの陽気の所も 積雪地域では雪崩や落雪注意

 9日(日)は上空の強い寒気が抜け、低気圧に向かって平年より暖かい空気が流れ込む見込み。
 朝の最低気温は前日より高い所が多いが、北・東日本を中心に氷点下となる所があり、引き続き路面の凍結に注意が必要。
 最高気温も全国的に前日より2℃前後高く、各地で2月下旬から3月中旬並みとなりそうだ。積雪の多い地域では雪解けが進む可能性があるため、雪崩や屋根からの落雪等に気をつけたい。

10日(月)成人の日 日中は広く日差しの温もりも 関東はやや雲広がる

 10日(月)日中の日本付近は一時的に高気圧に覆われ、日本海側も含めて広く日差しがありそうだ。最高気温は北日本では平年並みの予想だが、東・西日本では前日に続き3月並みの陽気となる所がある予想。
 一方、関東では湿った空気の影響などでやや雲が広がり、現時点では早朝にかけて雨の降る可能性がある。まだ予報に幅があるため、晴れ着を着る方などは今後の最新の情報に注意していただきたい。
 気温も南部を中心にあまり上がらず、平年並みとなる見込みだ。

11日(火)以降冬型続く 北日本は12日(水)頃にかけて猛吹雪のおそれ

 その後、11日(火)は日本付近を低気圧や前線が通過するため、広い範囲で冷たい雨や雪が降り、風も強まりそうだ。低気圧通過後、日本付近は冬型の気圧配置が続き、北日本や東・西日本の日本海側を中心に雪が続く見通し。
 特に、12日(水)頃にかけては北海道付近で複数の低気圧が急速に発達し、北日本を中心に雪や風が強まって猛吹雪・大しけとなるおそれがある。東・西日本の太平洋側では12日(水)以降晴れる日が多いものの、風の強い状態が続きそうだ。
 また、上空には再び寒気が流れ込むため、全国的に厳しい寒さも続く見込み。

(気象予報士・宮崎由衣子)

© 株式会社ウェザーマップ