都道府県駅伝の栃木県代表が結団式 男子は栃木、女子は下門が主将

結団式に臨む選手たち=県総合運動公園第2陸上競技場

 新型コロナウイルスの影響で昨年の大会が中止となり2年ぶりに開催される「男子第27回・女子第40回全国都道府県対抗駅伝」の栃木県代表選手結団式が8日、県総合運動公園第2陸上競技場で行われ、男女の18選手らが本番へ向けて気持ちを新たにした。

 冒頭、栃木陸上競技協会の横松盛人(よこまつもりと)会長が「10月の『いちご一会とちぎ国体』が盛り上がるよう、そのスタートとしての走りをしてきてほしい」と激励した。

 前回26位の男子は、1日の全日本実業団対抗駅伝で4区9位に入った日立物流の栃木渡(とちぎわたる)(佐野日大高出)を主将に、全国高校駅伝へ出場した那須拓陽の3選手ら計11選手を選出。佐藤信之(さとうのぶゆき)監督は「全員が自分の力を出せれば結果は付いてくる」と話し、同校の手塚太一(てつかたいち)は「若い力で補いながら頑張っていきたい」と力を込めた。

 前回37位の女子は、埼玉医大ACの下門美春(しもかどみはる)(那須拓陽高出)が主将。同所属の室伏杏花里(むろふしあかり)(白鴎大足利高出)、栃木陸協の栗原唯(くりはらゆい)の一般選手に、全国高校駅伝18位の宇都宮文星女の5選手らを加えた計13選手が選ばれた。前回5区18位と好走した栗原は「個人的に駅伝とは相性がいい。順位を一つでも上げられるようにしたい」と意気込んだ。

 女子(9区間42.195キロ)は16日に京都府内で、男子(7区間48キロ)は23日に広島県内で開催。いずれも午後0時半にスタートする。

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