県立中に853人が挑む 長崎東、佐世保北、諫早高付属の3校で入試

試験官が問題を配布し試験開始を待つ受験生=長崎市立山5丁目、長崎東中

 長崎県立の中高一貫教育校、長崎東、佐世保北、諫早高付属の3中学校で9日、入学試験があり、計853人が受験した。各校は昨年に続き、消毒液の設置など新型コロナウイルス対策を徹底して実施した。
 募集定員は各120人。各校によると、受験者数と競争倍率は▽長崎東278人(2.3倍)▽佐世保北298人(2.5倍)▽諫早高付属277人(2.3倍)。試験は3校共通で適性検査、作文、面接があった。適性検査は、小学校教育で身に付けた総合的な力をみる内容。
 県教委によると、受験生は体温などの健康状態を記入したチェックリストを提出。長崎市の長崎東中では、各教室の入り口に消毒液を設置し、定期的な換気を実施。1教室の収容人数は例年より10人少ない30人以下とした。
 試験官はフェースシールドを着用。問題を配布する間、受験生は緊張した表情で試験開始を待っていた。合否の結果は17日までに、本人と在籍小学校長宛てに発送する。


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