【J1湘南】今季初の全体練習、新戦力も参加 山口監督「殻を破って上を目指そう」

シーズン開幕に向けて始動した湘南=馬入ふれあい公園サッカー場

 J1昇格5年目のシーズンを迎える湘南が10日、平塚市の馬入ふれあい公園サッカー場で今季初の全体練習を行った。厳しい残留争いに巻き込まれて16位に終わった昨季の反省を生かし、就任2年目の山口智監督(43)は「選手たちには『殻を破って上を目指そう』と話した。とにかく勝つことにフォーカスしたい」と語った。

 育成組織出身の田中や日本代表GK谷ら昨シーズンの主力に加え、J1名古屋から加入したベテラン米本や全国高校選手権で7得点をマークした鈴木(大阪・阪南大高)ら期待の新戦力も参加。約30分のミーティングの後、グラウンドでフィジカルメニューを中心に2時間ほど汗を流した。

 新主将は18日からの鹿児島キャンプ中に選考する。指揮官は「焦って決めることでもない。それぞれの自覚がどれほどなのか見たい」と話した。

 ウェリントン、タリクの2選手は現在再来日後の隔離期間中でキャンプまでに合流する見通し。

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