〈月間・金正恩総書記の活動〉“人民生活ではっきりとした改変を” 2021年12月 / 党中央委第8期第4回総会で新年の指針を明示

2021年を締めくくる最後の5日間に行われた朝鮮労働党中央委員会第8期第4回総会(12月27~31日)で金正恩総書記は、2021年を偉大な勝利の年だと総括し、社会主義建設の全面的発展をもたらすための新たな指針を明示した。

2022年の戦略的重要性

朝鮮労働党第8回大会決定の初年度の課題遂行に奔走してきた2021年。1年を通じて、党中央委総会をはじめとする党の重要会議をかつてなく頻繁に開催し、科学的な計画立案と実行状況に対する総括を繰り返しながら、課題を着実に遂行してきた。

党大会に次ぐ党の意思決定機関である党中央委総会は、その時々の党の重要な問題を討議・決定する。

金正恩総書記が総会を司会した。(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

党規約には1年に1回以上招集できると規定されているが、2021年は1年に4回も行われ、いつになく計画、実行、総括、改善のプロセスを重視してきた。このことから、党大会決定を何としても完遂しようとする並々ならぬ決意が見て取れる。

党第8回大会のわずか1カ月後に行われた第8期第2回総会では内閣で立案した不十分な初年度の計画をより実行性のあるものに再修正して策定。6月に行われた第3回総会では上半期を総括し、下半期の計画を策定した。

このような過程を経て12月末の第8期第4回総会では、2021年の活動を総括し、2022年の計画を討議・決定した。

2022年は5カ年計画遂行の2年目だ。金正恩総書記は、今総会を通じて2021年に劣らず膨大かつ重大な今年の活動の戦略的重要性について自覚するとともに、重くて責任ある苦悩に直面するだろうと指摘した。

朝鮮を取り巻く国際政治情勢はいっそう複雑化の様相を呈し、敵対勢力による経済制裁や世界的な新型コロナウイルスも終息していない。

しかし総書記は、わが党と人民は再び誇るべき勝利を収めることになると断言した。その根拠は、偉大な人民がいること、そして2021年に厳しい環境の中でも自力で大きな成果を収めた貴重な経験があるからだとした。総会では、2021年の経済発展における肯定として、「極めて困難な環境で経済を安定化する方法、自力で生き抜く方法を一つひとつ積極的に探し出して実行していること」だと総括した。

今年の基本課題は5カ年計画遂行の確固たる保障を構築し、国家の発展と人民の生活ではっきりした改変をもたらすことだ。総書記は、2022年を祖国の歴史に意義深く記される革命的大慶事の年に、輝かしい未来へ進む偉大な闘争においてもう一つの分水嶺になるようにしようと呼びかけた。

10周忌を迎えて

金正日総書記の逝去から10年を迎えた12月。

2011年12月17日、金正日総書記急逝後の10年間、朝鮮は金正恩総書記のリーダーシップの下で、一触即発の戦争危機や敵対勢力による孤立圧殺政策をはね除けて戦略国家の地位を築き、社会主義強国の建設を力強く推し進めてきた。

「金正日総書記が願った社会主義強国は必ず実現されるというのが、去る10年間の闘いを通じて人民が心に刻んだ革命信念だ」―。17日、錦繍山太陽宮殿の広場で行われた中央追悼大会で崔竜海・最高人民会議常任委員長が述べた追悼の辞の一節は、10年間の経験を言い表していた。

この日を迎えて金正恩総書記は中央追悼大会に参席したほか、錦繍山太陽宮殿を訪れ、生涯にわたって祖国と人民のために自身のすべてをささげて子孫万代の尊厳と繁栄の土台を打ち固めた金正日総書記に永生祈念のあいさつを送った。

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