サッカー元日本代表FW三浦 JFL鈴鹿への期限付き移籍発表

JFLの鈴鹿ポイントゲッターズに期限付き移籍することが決まった横浜FCのFW三浦=昨年8月、ニッパツ

 J2横浜FCは11日、元日本代表FW三浦知良(54)が日本フットボールリーグ(JFL)の鈴鹿ポイントゲッターズに期限付き移籍すると発表した。自身の「背番号11」にちなみ、11日午前11時11分に公表された。

 プロ37年目の今季は兄の泰年氏(56)が監督兼ゼネラルマネジャー(GM)を務め、将来のJリーグ参入を目指す新興クラブでプレーする。

 クラブを通じて発表されたコメントは次の通り。

 「横浜FCファン・サポーターの皆さん、こんにちは。三浦知良です。このたび、JFL所属の鈴鹿ポイントゲッターズに期限付き移籍することを決めました。2005年から実に16年間という長い時間、横浜FCでプレーしてきました。皆さんとともに戦い、これまで積み上げてきた数々の思い出や誇り、そして感謝の気持ちを胸に、新しいチャレンジに踏み出します。横浜FC、皆さんの幸運を願っています。本当にありがとうございました。Boa Sorte」

 高校を中退してブラジルでプロ生活を始めた三浦は、帰国後にV川崎(現東京V)で活躍し、イタリアとクロアチアでもプレーした。

 昨季のリーグ戦の出場はJ1最年長出場記録を54歳12日に更新した3月の浦和戦のみ。カップ戦も出場3試合にとどまり、出場機会を求めて移籍先を探していた。

 J1通算は326試合139得点で、J2では249試合24得点。日本代表では89試合で歴代2位の55得点をマークしている。

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