【新型コロナ】川崎で92人感染 特養ホームと病院でクラスター

川崎市役所

 新型コロナウイルス感染症を巡り、川崎市は11日、同市内外に住む10歳未満~80代の男女92人の感染が新たに確認された、と発表した。軽症が78人、無症状14人。

 年代別の内訳は、20代が32人、30代が20人、50代が11人、40代が10人、10代が7人、60代が6人、10歳未満と70代、80代が各2人。71人の感染経路が不明。陽性患者との接触者は21人で、このうち家庭内感染は7人。

 8日に関係者1人の感染が判明した同市多摩区の特別養護老人ホームで新たに20代~80代の入居者と職員計5人が感染し、市はクラスター(感染者集団)と認定した。いずれも軽症か無症状という。

 また、市は同日、市立井田病院で看護師や入院患者計11人が感染したと発表し、クラスターと認定した。このうち看護師4人は、いずれも昨年12月に3回目のワクチン接種を済ませたという。

 市立中野島小学校では20代の男性教師が感染し、12日まで関係する一部の児童や教師について登校・出勤を控えてもらう。

 「アスク新丸子保育園」(中原区)と「新日本保育園」(同区)、「ビタミンキッズ」(高津区)、「ティンクル上野川保育園」(宮前区)ではそれぞれ1人ずつ関係者が感染し、当面の間、臨時休園する。

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