伊集院光、『伊集院光とらじおと』終了にSNSでは局上層部との不仲を懸念するコメントも

11日放送の『伊集院光とらじおと』(TBSラジオ)で、タレントの伊集院光が、同番組を今春いっぱいで終了することと、自身の心境を語った。

伊集院は、番組のエンディングで「ここでちょっと、お知らせでございます。内容だけぶっちゃけ言いますと、この『伊集院光とらじおと』という番組が、この春いっぱいで、えっと終了致します」と発表した。

同番組は週刊誌やネットニュースなどで春での終了が噂されていたが、本人から終了の報告があったのは今回が初で「色々気を揉んでいたリスナーの方も多いとは思うんですけども。基本的には、僕はTBSラジオの方針に従って、言っていい時期というのを、僕の所属しているプロダクション等で、契約や色んなことも考えた結果、ここまでは言ってはいけない、ということで」と報告に時間がかかった経緯を説明する。

伊集院は自身の今の心境について「やっとご報告することができたっていう感じなんですけども」と明かす。また、終了の経緯については「喋りたいこと、喋ろうとすれば、別に3時間でも4時間でも、『どうして終わるんですか?』っていう話はできるんですけども、その時間がさすがに取れないならば、あまり沢山のことを言うと、誤解のみを与えていくんじゃないかってことで、とりあえず今日のところはこの、ご報告をしておこうかなっていう」と時間の問題で控えるとした。

なおTBSラジオ側から今日喋る内容の提案もあったそうだが、伊集院は「TBSラジオの上層部の方からは、『伊集院くん、今日はこういうふうなことを話したらどうですか?』っていうご提案をいただきましたけども、それに従っていると、もうさすがにもはや僕はラジオパーソナリティではないっていうことになるので、そちらの方はご遠慮させていただきますけれども」と断ったと明かした。

この「僕はラジオパーソナリティではない」という発言の後も伊集院はTBSラジオ上層部のとのズレを匂わす場面があり、「自分は、面白い『伊集院光とらじおと』っていうものは、止めますけども。伊集院光のラジオの人生とか、それがダメなら伊集院光のおしゃべりの人生とか。さらには、伊集院光の人生みたいなものを、ここから前向きに、ちょっと立て直していこうかなっていう」とコメント。「とにかく、僕は伊集院光じゃなきゃいけないんだって、ていう人たちに向けて喋って。伊集院光じゃないとダメなんだっていう人たちと一緒に、物を作っていくっていうことだけは、ぶらさずにやっていこうっていうこと」と自身の喋りを貫きたいという思いを明かしたのだった。

番組終了後SNSでは、多数のリスナーや伊集院のファンから反応があり。「伊集院光さん、好きなので残念です」「この番組好きだったのに」と残念がる声から、「伊集院さんの話しぶりからしてどう考えても円満終了ではないことは明白」「上層部からこう言えみたいな指図もあったみたいだけど、どういう了見だ? ラジオパーソナリティ伊集院光の矜持まで奪おうとすんなよ」という、伊集院の発言から上層部との軋轢を察するコメントも。さらには、同局で月曜深夜に放送されている『伊集院光 深夜の馬鹿力』も終了してしまうのではないかという不安の声もあった。

© 株式会社ジェイプレス社