待望の2気筒ツインエア+5速MT仕様も復活。フィアット『500スポーツ』が限定車として再登場

 2008年の日本上陸以降、大掛かりなマイナーチェンジを経てロングセラーモデルへと成長した世界的ヒット作、フィアット『500(チンクエチェント)』に、クールな雰囲気を演出するイタリアブルーのボディカラーと限定車専用の内外装パーツを採用し、5速マニュアルトランスミッション(MT)仕様も設定されたスポーティな限定車『500 Sport(スポーツ)』が復活。5速デュアロジック仕様150台、5速MT仕様35台で、1月15日より発売が開始される。

 2016年の大掛かりなマイナーチェンジを経て以降、モデルの熟成も進み、先代“NUOVA(ヌォーヴァ)”に負けないロングセラーに成長した3代目“チンクエチェント”は、これまでも毎月のように新たな限定車や特別仕様車を設定してきた。

 その最新作として登場した今回のモデルは、独特のビートを生み出す2気筒875cc直噴ターボを搭載する『500 TwinAir Dolcevita(ツインエア・ドルチェヴィータ)』を基に、かつてラインアップされていた5速MT仕様を台数限定で用意するなど、コンパクトで愛らしいスタイルのチンクエチェントにスポーティな雰囲気を加味した限定車となっている。

 エクステリアでは、地中海をイメージさせる鮮やかなブルーのボディカラーに、エアインテークを備えた専用のフロントバンパーならびにサイドスカート、リヤバンパー、リヤルーフスポイラーが組み合わされ、軽快な走りを想起させる。

 またダークグレー仕上げのドアミラーカバーや、サイズアップしたY字パターンの16インチアルミホイールがスタイリッシュな外観を引き立て、精悍でありながらエレガントな佇まいにも仕上げられている。

 一方のインテリアも、通常はブルーもしくはブラック/アイスの組み合わせとなるものの、この500スポーツではブラック基調の落ち着いた雰囲気にまとめられ、さらに専用テクノレザー/ファブリックシートや、グレー仕上げのダッシュボードパネルといった特別装備が奢られる。

 そのほか、ベースモデル同様にバイキセノンヘッドライト、液晶パネルに速度計や燃料計、燃費計に加え、エコインジケーターを表示するTFTメータークラスター、フルオートエアコンディショナー、車内を明るく演出するガラスルーフ(固定式)などを標準装備。安全な車庫入れをサポートするリヤパーキングセンサーも備わる。

 前述のとおり、トランスミッションには通常のATモード付5速シーケンシャルトランスミッションである“デュアロジック”仕様(限定150台)のほか、5速MT仕様(同35台)も設定され、価格は274万円(消費税込み)となっている。

地中海をイメージさせる鮮やかなブルーのボディカラーに、エアインテークを備えた専用のフロントバンパーならびにサイドスカート、リヤバンパー、リヤルーフスポイラーが組み合わされる
独特のビートを生み出す2気筒875cc直噴ターボに、かつてラインアップされていた5速MT仕様が台数限定で用意された
専用テクノレザー/ファブリックシートや、グレー仕上げのダッシュボードパネルといった特別装備が奢られる

公式サイト:https://www.fiat-auto.co.jp/limited/500sport/

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