新型コロナウイルス感染症を巡り、県内で12日、10歳未満～90代の男女548人の感染が新たに確認された。うち344人の感染経路が不明。自宅や宿泊施設での療養者数は県内で2357人（11日時点）となった。2千人を上回るのは、昨年9月22日以来となる。
これまで職員3人の陽性が分かっていた横浜市内の認可保育所で新たに職員2人の陽性が判明。感染者は5人となり、市はクラスター（感染者集団）と認定した。現在は休園し、職員と園児約30人を対象に集団検査を実施している。
また、年末年始にかけて慶応大運動部で複数の部員が陽性となったと他自治体が発表したことを受け、同大は部活関係者約160人に検査を実施。その結果、新たに2人の部員の陽性が判明した。感染者は部員と職員の計16人となり、市はクラスターと認定した。
関係者1人の感染が判明していた川崎市内の保育園で新たに8人が感染し、市はクラスターと認定。関係者11人が感染し、クラスターが発生している同市立井田病院で看護師と医療技術職員計4人の感染が新たに判明した。
◇
相模原市は12日、5～12日に在日米陸軍関係者68人が感染したと発表した。8人は日本到着時の検査、8人は米軍の検査、23人は医療機関の検査で判明したという。
在日米海軍厚木基地は、11日以降に基地関係者13人の感染を新たに確認した。同基地内に現在隔離されている感染者は151人となった。
