山際大志郎経済再生担当相(衆院神奈川18区)は12日、日本記者クラブで講演し、岸田文雄首相が掲げる経済政策「新しい資本主義」の実現には科学技術や人材への投資が必要との認識を改めて示した。「人への投資は分配にもなる。政権の分配戦略の柱であり、成長戦略の柱にもなる」と述べた。
新型コロナウイルス対策も担当していることに触れ、「岸田内閣の姿勢がよく表れている」と説明。「コロナ対策と経済対策のバランスを取りながら、日本経済を1日も早く成長軌道に戻していく思いが込められている」と話した。
この日、山際氏は今後の抱負を色紙に揮毫(きごう)し、「景気の気の字は気持ちの気」としたためた。「国民一人一人の気持ちが世の中を変える。官民が一緒にそれぞれの役割を果たせば、必ずよい方向に進む。一緒にやるという気持ちが景気を良くするという思いを込めた」と語った。