2022年初クラシコは延長戦にもつれ込む死闘に!バルベルデ決勝弾でレアルがスーペルコパ決勝進出

 12日にスーペルコパ・デ・エスパーニャ準決勝が開催され、バルセロナとレアル・マドリードが激突した。

就任後初の“エル・クラシコ”に臨むシャビ監督 「バルサにとってターニングポイントに」

 公式戦ではスペイン国外初となる、サウジアラビアのリアドで行われた“エル・クラシコ”。バルサはシャビ・エルナンデス監督就任後初の伝統の一戦となる中、ラ・リーガ首位のレアルが仕掛ける。25分にカリム・ベンゼマがディフェンスラインの背後にパスを供給。ヴィニシウス・ジュニオールが抜け出し、ゴール左にシュートを突き刺す。対するバルサは41分、ウスマンヌ・デンベレがペナルティエリア左からグラウンダーのクロスを送ると、エデル・ミリトンのクリアボールがルーク・デヨングに当たりゴールに吸い込まれる。

 同点で試合を折り返したレアルは72分に、ダニエル・カルバハルがPA右からシュート性のクロスを上げると、GKが弾いたボールにベンゼマが反応。右足で押し込み勝ち越しに成功する。このままレアル勝利かに見えた83分、バルサのジョルディ・アルバが左サイドからピンポイントクロスを送り、途中出場アンス・ファティが劇的なヘディング弾。2-2の同点で90分が終了し、試合は延長戦に突入する。

 延長戦に入るとハイリスクで前掛かりになるバルサに対し、レアルのカウンターが奏功する。98分に自陣からカウンターを発動しカゼミーロがロドリゴにパスを渡す。PA右までドリブルで持ち込んだロドリゴがグラウンダーのクロスを送ると、走り込んできたヴィニシウスがスルー。最後はフェデリコ・バルベルデが沈め、レアルが貴重な追加点を奪う。一進一退の攻防を展開したクラシコは、最終スコア3-2でレアルが勝利し決勝進出を決めた。

レアルが延長戦の末クラシコを制す Photo Helios de la Rubia

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