カリスマ指揮者が見せる威厳あふれる姿 「クレッシェンド」場面写真

1月28日から劇場公開される、実在の管弦楽団の実話から生まれた映画「クレッシェンド 音楽の架け橋」から、世界的に有名な指揮者のエドゥアルト・スポルクを捉えた場面写真が公開された。

公開された場面写真では、オーディションで目を光らせて才能を見極める表情や、親身に指導する姿、イスラエルとパレスチナの互いへの憎悪で練習が進まず困り果てる様子など、エドゥアルト・スポルクの人柄が映し出されている。

エドゥアルト・スポルクを演じているのは、オーストリア出身のベテラン俳優ペーター・シモニシェック。シモニシェックは、「ありがとう、トニ・エルドマン」で、ロン毛のカツラに出っ歯という怪しい変装で、別人であるトニ・エルドマンを名乗り、娘の職場やパーティー会場に現れる、悪ふざけが大好きでチャーミングな父親像を演じたことで知られる。本作では、威厳にあふれ、情熱を持つ一方で、衝撃の過去を持ち、心の中に大きな葛藤を抱えているという複雑な役柄を、繊細に演じている。

「クレッシェンド 音楽の架け橋」は、紛争の続くパレスチナとイスラエルで結成された、音楽家を夢見る若者たちのオーケストラの物語。和平コンサートを目前に控えた21日間の合宿で、若者たちは激しく憎しみをぶつけ合う。モデルとなった「ウェスト=イースタン・ディヴァン管弦楽団」は、中東の障壁を打ち破ろうと1999年に設立され、現在も世界中でツアーを行うなど活動を続けている。監督をイスラエル・テルアビブ出身のドロール・ザハヴィが務め、「ありがとう、トニ・エルドマン」のペーター・シモニシェックが、若者たちを導くマエストロを演じる。

【作品情報】
クレッシェンド 音楽の架け橋
2022年1月28日(金)新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国公開
配給:松竹
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