新潟県糸魚川市へ進出した株式会社DONUTS(東京都)の根岸取締役らが佐久間副知事と米田市長を表敬訪問

左から糸魚川市の米田徹市長、株式会社DONUTSの石山瑞樹執行役員、株式会社DONUTSの根岸心取締役、新潟県の佐久間豊副知事

新潟県と糸魚川市が誘致し、同市へ新たに進出する株式会社DONUTS(東京都渋谷区)の根岸心取締役、石山瑞樹執行役員が13日、県庁を訪れ、県の佐久間豊副知事と糸魚川市の米田徹市長を表敬訪問した。

同社は10万社以上が利用するクラウド型勤怠管理システム「ジョブカン」や、クラウド型電子カルテ、ゲームなどの開発・運営を行う企業。同社の西村啓成代表取締役と根岸取締役はともに2004年に新潟市出身の南場智子現代表取締役会長が創業した株式会社DeNAに新卒第1期生として入社しており、新潟にもゆかりがある。

同社の国内4拠点目となる糸魚川オフィスは3月1日付けで開設する。糸魚川市内のビル約40坪の事務所で、17人のスタッフを雇用。主にカスタマーサポート業務としてコールセンターを設置する。全員女性で育児中の人が多いことから、スタッフの希望によりパートタイムでの雇用となる。

年内でスタッフを30人規模まで雇用を増やす予定で、3年から5年後をめどにスタッフを50人から100人体制まで増やす方針。

根岸取締役は「スタッフは女性ばかりなので女性活躍になるし、DX(デジタルトランス・フォーメーション)で地方創生にも繋がる。地域の課題があれば、そのためのソリューションも出てくる」と話した。

佐久間副知事は「DXや温暖化対策、分散型社会に県としても取り組んでいるが、特にDXは力を入れている。DONUTSさんが展開する電子カルテを活用し、県内の離島の遠隔医療を展開することなども検討してきたい」と話した。

米田市長は「人口減少時代で、高齢化が進む中、自治体の職員も減っている中で、逆に課題が増えている。これからは民間と連携していくことが重要になる」と話した。

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