アダム・ドライバー、責め立てるレディー・ガガを静かにたしなめる 「ハウス・オブ・グッチ」本編映像

1月14日より劇場公開される、レディー・ガガ主演、リドリー・スコット監督の映画「ハウス・オブ・グッチ」から、アダム・ドライバーが静かな演技を見せるシーンの本編映像が公開された。

公開された本編映像は、パトリツィア(レディー・ガガ)とマウリツィオ(アダム・ドライバー)が会話をするシーン。「今のままで満足?」「クズの始末を始めるべき」と感情的に強い言葉でマウリツィオを責め立てるパトリツィアに対し、柔和な声で「彼らは僕の家族だ」と優しくたしなめる、独特の空気感を放つマウリツィオの姿が切り取られている。

アダム・ドライバーが演じるのは、グッチ創業者のグッチオ・グッチの孫にあたるマウリツィオ・グッチ。ロドルフォ・グッチの息子としてグッチ一族に生まれながらも、本が好きで法律家を目指す内気な性格で、ブランド経営にさほど興味を示すことがなかった人物。にもかかわらずグッチの3代目社長に就任し、その後暗殺されるという悲劇的な運命をたどる。アダム・ドライバーは、内気で静かな自制心の強い青年マウリツィオから、“GUCCI”のトップに上り詰める計算高い男性への移り変わりを、独特の存在感と巧みな演技で演じている。

「最後の決闘裁判」に続き二度目のタッグとなったリドリー・スコット監督はアダム・ドライバーについて、「アダムは珍しい俳優だと思う。この業界は才能あふれる若い俳優が次々と出てきて、消えていく者もいれば、成長していく者もいる。アダムはこれまで長い間成長を遂げてきて、今でも成長し続けている。この業界内で現在、優秀な俳優の1人だと言える。」と絶賛。共演者のアル・パチーノも、「アダムは素晴らしい俳優だ。マウリツィオを見事に演じ上げ、本作品を別次元へと引き上げてくれた。アダムが演じてくれたマウリツィオが非常に人間的で、常に方向性も明確だった。とても一貫性のある演技だったと思う」と、称賛のコメントを送っている。

アダム・ドライバーは、二度目となるスコット組の撮影について、「リドリーは本当に出演者のことを信頼している。信頼を寄せてくれるからこそ、僕も他の出演者も良い演技ができるのだと思う」 と振り返っている。

「ハウス・オブ・グッチ」は、華麗なるグッチ一族崩壊の真実を描くサスペンス。グッチ一族の確執とGUCCI創業者グッチオ・グッチの孫にあたる3代目社長マウリツィオ・グッチ殺害事件が描かれる。殺害事件の黒幕でグッチ家崩壊を招くパトリツィア・レッジャーニを、レディー・ガガが演じる。夫マウリツィオ・グッチをアダム・ドライバーが演じるほか、オスカー俳優のアル・パチーノ、ジェレミー・アイアンズ、ジャレット・レトなどが顔をそろえている。監督は、「エイリアン」「ブレードランナー」など幅広い作品を世に送り続けるリドリー・スコットが務める。

【作品情報】
ハウス・オブ・グッチ
2022年1月14日(金)より日本公開
配給:東宝東和
© 2021 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.

© 合同会社シングルライン