アルピーヌF1チーム、エグゼクティブディレクターのブコウスキー離脱を発表。後任はアストンマーティン元代表との噂

 アルピーヌF1チームは、エグゼクティブディレクターを務めたマルチン・ブコウスキーが、チームを離れることを発表した。

 1月13日付けでチームは「アルピーヌF1チームと同チームのエグゼクティブディレクター、マルチン・ブコウスキーは、2022年1月13日をもって両者の協力関係を終了するという決定を、本日発表する」という声明を発表した。

「来るシーズンへの準備に全員が集中するため、(CEOである)ローラン・ロッシが一時的に運営を担う」

 チームの声明のなかで、ロッシはブコウスキーに対する感謝の言葉を述べ、ブコウスキーはチームの今後の活躍を祈るとコメントしている。

 FIAの技術部門責任者を務めたブコウスキーは、アルピーヌF1チームの前身ルノーF1チームと2017年に契約した。

 ルノーは、1年前の2021年1月、F1チームのマネージングディレクターを務めたシリル・アビテブールがグループ・ルノーを離れることを発表。ロッシがCEOに就任、ブコウスキーがエグゼクティブディレクター、ダビデ・ブリビオがレーシングディレクターとして、ロッシの直属で職務に当たっていた。

 アルピーヌはブコウスキーの後任について現時点では明らかにしていないが、5日にアストンマーティンからの離脱が発表された元代表オットマー・サフナウアーがアルピーヌに移籍するといううわさがある。一方、ブコウスキーがアストンマーティンに加入するのではないかという推測も持ち上がっている。

2021年F1ベルギーGP オットマー・サフナウアー(アストンマーティンF1チーム代表/右)とローラン・ロッシ(アルピーヌCEO)

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