朝鮮各地で分散的に任務を遂行する鉄道機動ミサイル連隊 実戦能力を判定するための検閲射撃訓練

朝鮮人民軍が14日、鉄道機動ミサイル連隊の実戦能力を判定するための検閲射撃訓練を行った。

鉄道機動ミサイル連隊の検閲射撃訓練が初めて行われたのは昨年9月15日。

朝鮮労働党第8回大会(2021年1月)は、「新たな国防戦略樹立の一環として必要な軍事作戦状況の際、威嚇勢力に対する同時多発的な集中打撃能力を高め、各種の威嚇により積極的に対処することのできる対応能力を強力に向上させるため」(朝鮮中央通信)に鉄道機動ミサイル連隊を組織した。

昨年9月の訓練は、初めて実戦に導入された鉄道機動ミサイルシステムの実用性を実証し、新たに組織された連隊の戦闘準備態勢と火力任務遂行能力を不意に評価し、実戦の行動手順を熟達する目的で行われた。

朝鮮労働党は、鉄道機動ミサイルシステムが全国各地で分散的な火力任務の遂行で同時多発的に威嚇勢力に甚大な打撃を加えられる効率的な対応打撃手段になるとの観点から、朝鮮の地形条件と実情に合わせてこのシステムを正しく利用するための戦法方案を完成させることを目指している。

鉄道機動ミサイル連隊の検閲射撃訓練が行われた。(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

今回、行われた訓練は、平安北道鉄道機動ミサイル連隊の実戦能力を判定するためのものだ。

 鉄道機動ミサイル連隊は、総参謀部から不意の火力任務を受け、指摘された発射地点に迅速に機動した。そして2発の戦術誘導弾を朝鮮東海上の設定された目標に命中させた。

2発の戦術誘導弾を朝鮮東海上の設定された目標に命中させた。(朝鮮中央通信=朝鮮通信)

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