2022年1月14日(金)〜16日(日)に、幕張メッセホール11にて開催される「TOKYO OUTDOOR SHOW 2022(東京アウトドアショー2022)」。クルマの展示も数多く、アウトドアにとってクルマが必需品であることを感じさせる。ランドクルーザー・ハイエースの新車・中古車販売のほか、旧車にも強いFLEX(フレックス)では、TOKYO OUTDOOR SHOW 2022に2台の「Renoca(リノカ)」を展示した。リノカとは、ランドクルーザー・ハイエースなどの中古車をリフレッシュ・リデザインして販売するブランドだ。ランドクルーザー80系に60系風マスクを、現行型ハイエース200系に3代目のハイエース50系のマスクを与えるなどの個性的なカスタムが特長で、アウトドアフリークからも高い支持を得ている。
東京アウトドアショーで初公開! 商用バンがオシャレに生まれ変わった
今回、東京アウトドアショー2022会場にFLEXが展示した2台のリノカのうち、このイベントが初公開となる「MOL(モル)」から見てみよう。
TOKYO OUTDOOR SHOW 2022の公式ホームページで、FLEXの出展者紹介ページでは「仮称Renoca9」と呼ばれていたクルマだ。
リノカ モルのベースは、2008年から販売されるコンパクトサイズの商用バン「トヨタ タウンエースバン」(現行型)。だがリノカの文法に則り、フロントマスクを大幅に変更した。
ノーマルの角形ヘッドライト形状に合わせて丸型ヘッドライトのナセルを造形したほか、ポジション&ウインカーもバンパーに移設されており、どことなくレトロな雰囲気を演出している。
1970年代のトヨエースみたい? 黒いバンパーで“はたらくクルマ”感もアップ
リノカ モルは、黒いバンパーが“はたらくクルマ”らしく好ましい。個人的には、丸目・淡いオリーブグリーンのボディや、フロントタイヤが前方にある独特のスタイルなどから、1970年代の商用車「3代目トヨエース」を思い出した。
なお今回はひとまずお披露目のため、内装に関しては現在開発中という。今後の続報に期待しよう。
FLEXでは、リノカ モルのベース車にタウンエースを選んだ理由について、「ランドクルーザーやハイエースでは、運転が不慣れな方や女性のドライバーでは大きすぎるので、コンパクトなのに荷物もたくさん積めて、市場での流通数が多いタウンエースをチョイスした」とのことだ。
ちょうど良いサイズでレトロモダンなリノカ モルを、街やキャンプ場で目にする機会がきっと増えていくことだろう。
[筆者:遠藤 イヅル/撮影:島村 栄二・FLEX・TOYOTA]