大型SUV「レクサス RX」が2022年中にもフルモデルチェンジへ! 新プラットフォームや電動化モデルの充実で人気をさらに盤石なものに

レクサスのSUV「レクサス RX」が、2022年中にもフルモデルチェンジを実施する模様だ。RXは、レクサスブランドの販売を支え続ける主力モデル。2015年に登場した現行型(4代目)は、5人乗り仕様に加え、ロングホイールベース版の7人乗り仕様を用意し、好評を博している。新型では新プラットフォームやPHEV(プラグインハイブリッド)など新パワートレインを用意し、その人気をさらに盤石なものとする目論見だ。レクサスの屋台骨を支えるRXのフルモデルチェンジ情報をお届けしよう。

レクサス RX

歴代モデルはおよそ6年サイクルでフルモデルチェンジ! 現行型RXもデビュー6年が経過している

現行型「レクサス RX 350h F SPORT」

レクサス RXは、初代が1998年にデビュー。これまでにない乗用車ベースの高級なSUVという成り立ちが支持を集め、北米を中心に大人気モデルとなった。日本では「トヨタ ハリアー」の名で前年に登場し、こちらも大ヒットしている。

2009年にフルモデルチェンジした3代目RXからは日本でも発売を開始。トヨタ ハリアーはその後、日本独自の車種として発展を遂げている。

現行型の4代目RXは2015年にデビュー。既にデビューから丸6年以上が経過しているが、根強い支持を集めている。

ただしRXは歴代モデル共に5年から6年サイクルでモデルチェンジを重ねていることから、レクサスファンの間では新型登場の期待が高まっているところでもある。

TNGA GA-Kプラットフォームはラージモデル版をベースにさらに強化し使用する

写真はGA-Kプラットフォームを使用する「レクサス 新型NX」のホワイトボディ

新型RXは、2021年に先行してフルモデルチェンジした弟分である「レクサス NX」と同様に、TNGA GA-Kプラットフォームを採用する。

ラージサイズセダン「トヨタ カムリ」「レクサス ES」をはじめ、「トヨタ RAV4」「ハリアー」など数々のモデルに用いられるGA-Kプラットフォームだが、ボディサイズがひと回り以上大きい新型RXには、GA-Kの中でも複数あるうちの大サイズ用プラットフォームをベースに開発が行なわれている。

同じGA-Kプラットフォームを採用するトヨタのSUVモデル、左から「トヨタ RAV4 PHV」「ハイランダー」「ハリアー」

北米・中国向けの3列シートSUV「トヨタ ハイランダー」や、まだ見ぬ新型「アルファード」(こちらも2022年末から2023年にフルモデルチェンジすると言われている)など、大型モデル用に強化されたプラットフォームである。

もちろんレクサスの要求する高品質な走りを追求すべく、更なる補剛(ボディ強化)が行なわれるなど、全く同じものという訳ではなさそうだ。

NXに続き新型RXにもPHEV(プラグインハイブリッド)モデル「RX450h+」を設定

写真は「レクサス 新型NX」用PHEVユニット

パワートレインは、新型NXで先行採用された新開発の電動化モデル、PHEV(プラグインハイブリッド)の「RX450h+」を筆頭に、ハイブリッド「RX350h」や2.4リッターターボ「RX350」など複数が用意される。従来のV型6気筒モデルは廃止され、全車が直列4気筒エンジンをベースとする。

車両重量の増加に合わせ性能も向上され、全長5メートル級(現行型RX450hL)の大型ボディでも余裕十分なスペックとなる模様だ。

なお現行型同様に、5人乗り仕様のほかにロングホイールベース版の3列シート車も設定されるようである。

価格は500万円台から! 2022年半ばには先行発表か

気になるレクサス 新型RXの価格だが、現行型同等の500万円台中盤から800万円台となる模様。

レクサス 新型RXのフルモデルチェンジは、2022年末から2023年上期にかけて行なわれる予定。正式発売に先駆け、2022年夏には先行発表が行われ、販売店では秋頃より先行予約受注も始まる見込みとなっている。

[まとめ:MOTA(モータ)編集部 トクダ トオル]

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