長崎市消防局は、2021年に管内(長崎市、西彼長与、時津両町)で発生した火災・救急・救助の概況を公表した。火災件数は前年比15件増の106件。「たき火」を原因とした火災が多発したことが増加の要因とみている。火災による死者数は前年と同じ3人。うち2人が65歳以上の高齢者だった。
火災の内訳は、「建物火災」が55件で前年より7件減ったが、枯れ草や廃材の焼却などによる「その他の火災」が15件増えて34件だった。原因別でも、「たき火」が前年比17件増の30件で最も多かった。
救急出動件数は、2万5729件(前年比1212件増)。過去10年間で3番目に多かった。搬送人員は2万2944人(同1091人増)で、うち65歳以上の高齢者が1万5850人(同864人増)。
救助の出動件数は195件(同1件減)で、救助人員は136人(同2人増)だった。
「たき火」原因で火災増加 2021年 長崎市消防局管内
- Published
- 2022/01/16 11:45 (JST)
- Updated
- 2022/01/16 12:05 (JST)
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