週明けは再び冬型に 雪の範囲広がる 晴れる地域も風は冷たく

17日(月)午前9時の予想天気図

 週明けは、日本付近では再び冬型の気圧配置になり、日本海側では雪の範囲が広がる見込み。晴れる地域でも北風によって、空気は冷たく感じられそうだ。

冬の天気分布に

17日(月)午後3時と午後9時の雨雪と風の予想

 17日(月)にかけて、日本付近は冬型の気圧配置となり、上空には次第に強い寒気が流れ込む見込み。このため、日本海側では、北陸から北の地域を中心にはじめ雨の所も次第に雪に変わる所が多く、雷を伴ったり、ふぶいたりする所もありそうだ。特に、北陸周辺には発達した雪雲が流れ込み、降り方が強まるおそれもある。いったん、雪が緩んだ後にまとまった雪となる所もある見込みで、なだれや落雪には引き続き注意が必要だ。

17日(月)の全国の天気と予想気温

 太平洋側では広い範囲で晴れ間が広がるものの、冷たい風が吹いて、日ざしのもとでも空気はヒンヤリと感じられる見込み。東京の17日の最高気温は12℃の予想だが、体感的には実際の気温よりも寒くなりそうだ。また、空気の乾燥した状態も続くため、火の取り扱いや体調管理などにも注意が必要となる。

大雪が長引くおそれ

週間天気予報

 冬型の気圧配置は、21日(金)頃まで続く見込みで、日本海側の大雪やふぶきには長い時間注意が必要となりそうだ。また、18日(火)と20日(木)頃は冬型の気圧配置が強まり、局地的には猛ふぶきとなるおそれもある。今後も、雪の情報には注意し、晴れる地域でも寒さや乾燥対策を心がけたい。

(気象予報士・佐々木聡美)

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