トムスがGR86 ターボを発表! 最大出力300馬力の圧倒的なパワーに加えてレーシングカーのようなハンドルに注目!【東京オートサロン2022】

2022年1月14日(金)~16日(日)まで、カスタムカーの祭典「東京オートサロン2022」が千葉・幕張メッセで開催中だ。今回注目したいのは2021年10月29日(金)に発表されたトヨタのFRスポーツカー、GR86のコンプリートカーだ。発売して間もないモデルだが、トヨタのレーシングチームを運営し、コンプリートカーやカスタムパーツを販売するTOM’S(トムス)は今回のオートサロンに合わせてGR86を出展。そのド派手な中身を紹介していこう。

東京オートサロン2022 トムスブース

オーバーフェンダーとターボチャージャーを装着したインパクト大のトヨタ GR86だ!

「トムス GR86 ターボ」と名付けられたモデルは、ぱっと見でわかる肉厚なオーバーフェンダーと、その名が示す通りターボチャージャーが装着されているのがポイントだ。

トムス GR86 ターボのテーマは”クルマを、楽しむ”。

トムス GR86 ターボ

スポーツカーとして街乗りもサーキットでも乗り味の良い「運転の楽しさ」を訴求すべく、初代モデルであるトヨタ 86に用いていたスーパーチャージャーではなく、GR86で採用された2.4リッター水平対向エンジンと相性が良く、速度域ごとのメリットを享受しやすいターボチャージャーを選択。チューニングによって引き上げたパフォーマンスは最高出力300馬力、最大トルク350Nmを達成する。

トムス GR86 ターボのエンジンまわり

また、レースでの知見を生かしてエアロダイナミクステクノロジーを市販車にフィードバック。空力効果を生み出すフロント・リア・サイドのディフューザーやガーニッシュ、トムスを象徴する4本出しテールのエキゾーストは前後のオーバーフェンダーの圧倒的な存在感と合わせて究極のワイド&ロースタイルを演出する。

レーシングカーのような演出はファンも喜ぶこと間違いなし!

トムス GR86 ターボは内装面でもノーマルモデルとの違いがある。

こちらのモデルはトランスミッションがMTのみ。ステアリングホイールにはスピードに合わせて青から赤に変化し、シフトタイミングを知らせるランプを装着するほか、カーボン製のシフトノブ、アルミ製のサイドブレーキを設定。

アルミ製のサイドブレーキ

レーシングマシンを多く手がけるトムスだからこそ、レースカーらしいパーツを取り入れ、所有する喜びを高めるのに一役買っている。

ステアリングにはレーシングカーのような演出も用意!

コンプリートカーの価格は488万3000円〜か? GR86はカスタムの楽しさを存分に味わえる

トムス GR86 ターボはコンプリートカーで、発売は2022年夏~秋を予定しているという。ボディタイプとしてはターボ付きノーマルボディ仕様、ターボレスのワイドボディ仕様、ターボ付きワイドボディ仕様(フル仕様)の3種を用意。

ターボ付きワイドボディ仕様など3種を設定する

予定価格(税込)はノーマルボディ仕様が488万3000円、ワイドボディ仕様が592万8000円、フル仕様が680万7000円だ。

トムス GR86 ターボはターボチャージャーによるパワーアップだけでなく、カスタマイズによるオリジナル感、乗り味の変化など、初代トヨタ 86と同じくGR86がカスタムする楽しさを存分に味わえるモデルだということを強く感じることができた。会場に来られる方にはぜひ見てほしい1台だ。

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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