日産 ノート AUTECH CUSTOMIZED、20ミリのローダウンなどでワイド&ローなスタイルを強調【東京オートサロン2022】

日産 ノート AUTECHをベースに、オーテックジャパンがワイド&ローなスタイルをカスタマイズした「ノート AUTECH CUSTOMIZED」が東京オートサロン2022で出展された。単にローダウンが行われているだけでなく、ホイールには同社ならではの他車からの流用など小技も効いたノート AUTECH CUSTOMIZEDを解説していく。

日産 NOTE AUTECH CUSTOMIZED

日産車のスペシャリスト「オーテックジャパン」が手掛けるカスタムモデル

日産 ノート AUTECH CUSTOMIZED

2代目モデルのマイナーチェンジ時に、エンジンで発電しモーターで駆動する「e-POWER」モデルを追加したことで、一躍人気車種となった日産ノート。2020年にデビューした3代目モデルは2021-2022日本カー・オブ・ザ・イヤーを受賞するなど、もはや日産を代表する1台と言える。

そんなノートをベースとし、プレミアムスポーティを標榜してリリースされているのが、日産車のスペシャリストであるオーテックジャパンが手掛ける「ノートAUTECH」だ。

今回、東京オートサロン2022で出展された「ノート AUTECH CUSTOMIZED(オーテック カスタマイズド)」は、そのノートAUTECHをベースとし、更なるカスタマイズを施したモデルである。

20ミリのローダウンなどでワイド&ローの踏ん張りの効いたスタイルを実現

オーテックのロゴとともにグラデーション風ストライプが採用されたボディサイド

ノートのスポーティモデルと言えば、上級車種のノートオーラをベースとした「ノートオーラNISMO」が存在しているが、今回はあえてプレミアムな雰囲気を持つノートAUTECHをベースとし、ボディサイドにはリアにつれてカラーがグラデーション風に変更されるストライプを採用。

足元は20ミリのローダウンサスペンションと17インチアルミホイール、そして205/50ZR17のミシュランパイロットスポーツ4を組み合わせることで、ワイド&ローの踏ん張りの効いたスタイルを実現している。

フロントのホイールはなんとセレナAUTECH SPORTS SPEC用

ちなみにこのホイールを見てピンときた人はなかなかのマニア。実はこのホイール、セレナAUTECH SPORTS SPECに標準装着されているものそのもので、このホイールを装着するために通常はP.C.D.100の4穴となるところ、P.C.D.114.3の5穴のハブに換装されているのだ。

さらにリアはジューク用を流用していると思われる

こちらはリアのタイヤ/ホイール

またリアについてはベース車のノートがリアドラムブレーキであるため、ドラムブレーキのまま5穴化(恐らくジューク用?)。これはドラムブレーキからディスクブレーキに変更すると記載変更(いわゆる改造車検)が必要となるためと思われ、この辺りはさすがメーカー謹製のカスタマイズメーカーといったところだろう。

ここまで現実味ある完成度を誇るノート AUTECH CUSTOMIZEDだが、オーテックジャパンでは「あくまでも参考出品です」とのこと。市販化の実現も大いに期待したい。

[筆者:小鮒 康一/撮影:佐藤 正己]

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