子どもへの急速な感染拡大に不安の声 保育所にも影響 高松市〈新型コロナ〉

香川県では、年が明けて子どもへの感染も急速に広がっています。香川県によりますと、2022年に入ってから1月19日までに、未就学児を預かる施設や学校などで合わせて8件のクラスターが発生しました。
高松市の保育所では予定していた保育参観が中止になるなど感染拡大の影響が出ています。

高松市の太田保育所には、0歳から6歳の子ども合わせて124人が通っています。

こちらでは、1月26日に予定していた保育参観について、香川県の独自の警戒レベルが上から3番目の「感染拡大防止対策期」に移行した1月13日に中止を決めました。

さらに、国がまん延防止措置を適用する方針を示したことを受け、2月9日に予定していた保育参観も中止することにしました。

(太田保育所/森真実 所長)
「(保護者は)残念、もちろん残念がっている。今までほとんど(催しが)出来ていなかったので、『この感染状況ではしない方が良いですよね』という声をいただいております」

子どもの感染が広がる中、保護者からは不安の声があがります。

(保護者は―)
「すごい怖いですね。外に出ていくのも不安だし、保育所も(人と人が)密な関係ではあるので、なかなか怖いところはありますね」
「いろんな所にも行きにくいというのがあって、子どもにまだまだ窮屈な思いをさせているから不安というか、可哀想だなと思う」
「(Q.もし保育所で感染者が出たら?)仕事を休めないので、ちょっとどうしようかなとは思っていて。でも出たらしょうがないので、主人と交代して夫婦で協力しながらやっていくしかない。出ないことを祈るばかり」

太田保育所では、今後の状況次第では2月下旬に予定している親子遠足も中止にする可能性があるとしています。

(太田保育所/森真実 所長)
「命を守るということで、出来る限りの対策を考えていかないといけないなという意識を持っています」

© 株式会社瀬戸内海放送