“ユウコウ”の魅力 スイーツでPR 長崎の飲食・菓子店がフェスタ 31日まで

ユウコウを使ったスイーツをPRする鈴木さん=長崎市、Muggina

 長崎市特産のかんきつ類ユウコウの魅力を知ってもらおうと、同市内の飲食店や菓子店23事業者が、期間限定でオリジナルのスイーツを提供する「ゆうこうスイーツフェスタ2022」を各店で開催している。31日まで。
 同市鍛冶屋町のイタリアンレストラン「Muggina(ムッジーナ)」のシェフ、鈴木貴之さん(46)を中心とするグループ「長崎カフェ&スイーツ」が2017年から毎年開催。各店がユウコウを材料にしたケーキやババロア、どら焼きなどを販売している。
 市水産農林政策課によると、ユウコウは元々、土井首、外海の両地区に自生。現在は栽培している農家もある。例年11月から2月にかけて収穫期を迎え、まろやかな酸味が特徴。市内の生産量は本年度16トンほどを見込んでいるという。
 ムッジーナは、すりおろした表皮や果汁を入れて焼き上げたチーズケーキに、ユウコウのアイスクリームと果実を添えた「長崎ゆうこうとチーズのテッリーナ」(880円)を販売。鈴木さんは「スイーツを通しユウコウの歴史にも関心を持ってほしい」と話した。参加店舗は市のホームページで紹介している。問い合わせは同課(電095.820.6568)。


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