【薬剤師養成検討会】「調剤業務委託の是非」を検討へ/ワーキンググループを設置

【2022.01.20配信】厚生労働省は1月20日、「第11回薬剤師の養成及び資質向上等に関する検討会」を開催し、薬剤師・薬局業務に関わる検討についてワーキンググループを設けて検討する方針を示し、了承された。検討内容については、資料で示した内容には記載がなかったものの、事務局は「規制改革で指摘されている調剤業務の委託」を口頭で追加説明した。

「薬剤師・薬局の業務」の検討項目

「薬剤師・薬局の業務に係る検討」については、以下の項目案を資料で提示していた。
(1)対人業務の充実
・改正薬機法施行に伴うフォローアップの強化
・オンライン服薬指導の実施による留意点
・地域医療の担い手としての薬剤師の業務、多職種との連携や他職種との協働 等
(2)医療安全の確保を前提とした対物業務の効率化・高度化
・調剤機器の活用、薬剤師以外の者に実施させることが可能な業務の明確化
・薬局業務の多様化や作業効率化・高度化への対応
・電子処方箋の導入をはじめとしたICT化による業務の変化への対応 等
(3)地域における薬剤師の活用、薬局機能強化
・地域包括ケアシステムにおける薬局のあり方とその適切な配置
・認定薬局の役割の明確化と地域における活用
・健康サポート薬局の普及・活用方策検討 等

この資料の中の、「(2)医療安全の確保を前提とした対物業務の効率化・高度化」を読み上げる際に、事務局は「規制改革で指摘されている調剤業務の委託、機器の共同利用等については、その是非を含めて検討を進めていきたい」と話した。

■詳細記事
https://note.com/dorabiz_fp/n/nad7fe578c77b

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