東芝がELERAプラットフォームで次世代スマート・ソリューションを提供し、小売企業のデジタル変革を促進

ELERAプラットフォームとソリューションの大規模な拡張が、俊敏で相互接続された無限に適応可能な小売技術の新時代をもたらす

ニューヨーク & 米ノースカロライナ州リサーチ・トライアングル・パーク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- 東芝グローバルコマースソリューションは本日、全米小売業協会カンファレンスで、小売企業のデジタル変革を促進するために、当社のELERA統合コマース・プラットフォームの大規模な拡張を発表しました。この拡張は、俊敏で相互接続された無限に適応可能な小売技術の新時代をもたらします

東芝グローバルコマースソリューションのRance Poehler最高経営責任者(CEO)は、次のように述べています。「小売企業は、数十年前の技術や保守に膨大なリソースが必要なカスタム開発の統合機能を何百も抱えている以上、変革を加速させることができません。ELERAは、そうした技術の遅れに終止符を打ち、モジュール性のある基盤を提供することで、これまで不可能だったスピードで事業を変革できる自由をもたらす画期的なものです。」

「お客さまはすでにELERAでビジネス成果を実現し始めているだけでなく、革新的なアイデアやサービスを継続的に試し、それを事業全体に拡張する自由を得たことがエネルギー源となっています」とPoehlerは語りました。

今回の発表には、以下が含まれます。

  • 45個以上のネイティブなマイクロサービス、APIファーストの開発、ローコード/ノーコードの自己実現ツールにより、小売企業は単一プラットフォームを使用して、すべての物理的タッチポイントおよびデジタルタッチポイント、デバイス、システムにまたがる統合小売ソリューションの開発、反復、拡張が可能になります。
  • 新しいELERA IoT(モノのインターネット)プラットフォームが、IoTデバイスをシームレスに相互接続してデータを共有します。同プラットフォームを活用した新しいAI強化型エッジカメラ青果物認識ソリューションが、セルフレジの高速化、スタッフ稼働率の向上、損失および棚卸減耗の削減、より正確な在庫の把握を実現します。
  • 販売時点(POS)、セルフサービス、ロイヤルティー、プロモーション向けの次世代ELERAタッチポイントとアプリケーションが、マイクロサービスを活用してシームレスなショッピング体験を生み出し、運営を合理化します。

デジタル化、拡張、実験

かつて小売企業が顧客ロイヤルティーを獲得するために使用していた割引や特典などの主要な手法はもはや、ブランドロイヤルティーを獲得して将来の売上げを促進する唯一の要因ではなくなっていますが、東芝のELERAの拡張はこうした中で行われました。消費者の購買行動は現在、ショッピングをより便利で効率的にするテクノロジーの利用など、その他の要因が影響を与えるようになっています。

東芝とPYMNTS.comが2100人の消費者を対象に実施した調査によると、買い物客の35パーセント以上は、優れたデジタル機能を利用できるのであれば他の小売企業に乗り換える可能性があると回答しています。

ELERAはデジタル化と一体化を促進するために、小売企業にローコードおよびノーコードのツールを提供し、実店舗とオンライン店舗のインフラにあるすべてのタッチポイントとデバイス向けに、新しいアプリケーションおよびサービスを開発、反復、拡張できるようにします。

ELERAポータルでは現在、45種類以上のプレパッケージされたマイクロサービスと、550個以上のAPIが提供されており、認定された小売企業と独立系小売ソリューション・プロバイダーが利用できます。

これらの新機能は、実店舗を持つ小売企業とeコマースを展開する小売企業の両者に恩恵をもたらします。実店舗は、店舗機能の統一と拡張を迅速に行い、それをデジタル・プラットフォーム機能と相互接続できるため、開発時間を短縮し、複数のソフトウエア・スタックを維持する負担を排除できます。eコマース小売企業は、自社のネイティブ・デジタル・チャネル向けにすでに開発したサービスや機能を使い、より簡単かつ迅速に実店舗を立ち上げることができます。

新しいIoTプラットフォームを活用したAI強化型の青果物認識

東芝のAI活用青果物認識は、新しいELERA IoTプラットフォーム上に構築されており、スマートデバイスをエッジに移動して、東芝の最新鋭TCxエッジカメラを通じてAI(人工知能)能力で強化した場合に発揮できるパワーを実証しています。

青果物の認識は、セルフレジ・システムを導入する際に重要な役割を果たし、従来の障害を克服します。PYMNTS.comと東芝の調査から、顧客の35パーセントが青果物を購入する場合にセルフレジは便利でないと考えていることが分かりました。15パーセントが、購入を処理する際に、セルフサービス端末がミスをするかもしれないと回答しています。14パーセントは、セルフレジは使いにくいと考えています。

東芝のELERA青果物認識ソリューションは、スキャニング精度を高め、コードの手入力や店員が介入する必要性を減らすため、消費者にとってセルフレジのプロセスがより迅速でフレンドリーかつスマートな体験になります。小売企業は、損失防止、スタッフの稼働率向上、棚卸減耗の削減、より正確な在庫の把握など、業務上の恩恵を期待できます。

「青果物認識に対する東芝独自のアプローチは、ELERAプラットフォームをAIやコンピューター・ビジョン技術と組み合わせ、小売環境全体で利用・拡張する方法を示す強力な例です。エッジデバイスとIoTセンサーの普及が拡大するにつれ、収集されるデータをあらゆるアプリケーション、デバイス、タッチポイントで利用できるようになります。こうした先進技術が大規模に連携して機能することのメリットは、小売業務全体にプラスの波及効果をもたらすでしょう」と、東芝グローバルコマースソリューションのデジタルポートフォリオ・革新担当バイスプレジデントのYevgeni Tsirulnikは、述べています。

新しい次世代タッチポイント

ELERAプラットフォームが持つパワーは、セルフサービス機、販売時点、ロイヤルティー、プロモーションから成る一連のスマートで相互接続されたエンドツーエンドのソリューションによって引き出すことができます。

ELERAセルフサービス

この次世代ソリューションは、小売企業が迅速にアプリケーションや資産を開発、展開、再利用できるように設計されており、セルフサービス機のタッチポイント全体で買い物客の体験を管理できます。ELERAプラットフォームのパワーにより、ハードウエア・デバイスの連携と調整が実現し、買い物客と店員のUIが提供され、データをほかの小売アプリケーションと共有できます。

ELERA販売時点

次世代POSは既存の投資を最大限に活用し、店舗インフラの上に統一的なコマース能力を提供するため、既存のソリューションを「壊して置き換える」必要がありません。コマース能力をあらゆるPOSエンドポイントに提供できるほか、新しいユースケースもアクセラレーターやローコードおよびノーコードの開発ツールを通じて迅速に開発、展開できます。

ELERAのロイヤルティーとプロモーション

次世代のロイヤルティーとプロモーションは、高度なAIおよび機械学習技術、そして他のELERA小売ソリューションの共有データを活用し、顧客生涯価値(CLV)、購買スタイルや階層グループによるセグメント化など、重要な顧客指標とデータについて洞察を提供します。直感的なデザインにより、事業チームとマーケティング・チームは、あらゆるデバイス、タッチポイント、システム、アプリケーション向けにロイヤルティーとプロモーションのキャンペーンを容易に作成、導入、追跡できるほか、還元ポイント、店舗訪問、関連オファーといった顧客プログラムのデータを管理できます。

「当社の次世代ELERAソリューションとプラットフォームにより、小売企業はリアルタイムの洞察、エッジでのコンピューティング、スムーズな未来の到来を加速する変革的で拡張可能な技術を、ついに利用できるようになりました。こうした技術やその他の技術をサイロ的に導入する時代は終わりました。こうした先進技術の真価は、単一の柔軟なプラットフォーム上で相互接続され、統合され、拡張されてこそ実現できます。そうすることで、変化する顧客データの単一ソースが作成され、あらゆる小売アプリケーションがより賢くなり、データがすべてのデバイス、タッチポイント、システムから利用できるようになります」と、Tsirulnikは語りました。

東芝のAccelerate with Purposeサイトで仮想体験に登録すると、プレゼンテーション、デモ、ELERAの製品情報をオンデマンドでご覧いただけます。

東芝グローバルコマースソリューションについて

東芝グローバルコマースソリューションは、小売店技術の世界市場シェアでリードし、小売企業が真っ先に選ぶ統合コマースソリューションを提供しています。当社は、献身的なビジネスパートナーの世界的チームと共に、顧客エンゲージメントを高め、店内体験を変革し、デジタル変革を促進する革新的なコマースソリューションで、小売の未来を推進しています。詳細については、commerce.toshiba.comをご覧ください。ツイッターリンクトインフェイスブックユーチューブ で当社をフォローしてください。

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