きょう21日(金)は冬型の気圧配置が強まり、日本海側では不安定な天気が続く。
雪の範囲は次第に狭まるものの、北陸を中心に雪が長引き、さらなる大雪に警戒が必要だ。
一方、太平洋側は晴れる所が多いが、北よりの冷たい風が吹いて、厳しい寒さが続く見込み。
北陸中心に大雪に警戒
日本付近は冬型の気圧配置が強まり、上空には強い寒気が流れ込んでいる。
午前5時現在、山陰から北の日本海側を中心に雪雲がかかっているが、このあとも日本海側では不安定な天気が続きそうだ。
山陰や北日本の雪は午後になると弱まり、止む所も増えてくるが、北陸は夜にかけて雪が降りやすく、強まる所もある見込み。特に新潟県周辺で雪が長引き、大雪になるおそれがある。風が強く、ふぶきになる所もあるため、交通障害などに注意、警戒が必要だ。また、大気の状態が不安定なため、落雷や竜巻などの突風にも併せて注意が必要となる。
太平洋側は乾燥した晴天
一方、太平洋側の各地は晴れる所が多く、空気の乾燥した状態が続く。特に関東で空気がカラカラに乾いており、東京ではきょうで10日連続で乾燥注意報が発表されている。
火の取り扱いに注意が必要で、喉やお肌のケアも心がけたい。
冷たい北風で極寒
全国的に厳しい寒さが続く。けさも各地で氷が張るくらいの冷え込んだ朝を迎え、名古屋では4日連続で氷点下の気温となっているが、日中も身に沁みる寒さとなりそうだ。
最高気温は、東日本や西日本でも軒並み10℃に届かない予想で、東京は8℃、大阪や名古屋は6℃。晴れる所でも冷たい北よりの風がやや強く吹くため、一層、寒さが増すことになる。きょうも風を通しにくい服装を選ぶなど、万全な寒さ対策が必要だ。
(気象予報士・多胡安那)