JAOS(ジャオス)のハイラックスは多くのラリーシーンで活躍! 専用パーツは市販品にフィードバック【東京オートサロン2022】

4WD&SUV;カスタマイズパーツメーカーのJAOS(ジャオス)が提案するトヨタ ハイラックスのラリー仕様が2022年1月14日(金)〜16日(日)まで開催された「東京オートサロン2022」で披露された。アジアクロスカントリーラリーなどへの参戦実績もあるジャオスだが、こうしたラリーへの参戦から得た知見を市販車パーツの開発に生かしている。ラリー仕様モデルである「TEAM JAOS ハイラックス2021 ver.」の中身を詳しく見ていこう。

東京オートサロン2022 JAOSブース

TEAM JAOSはハイラックスなどでラリーにも参戦している

このモデルは、新型コロナウイルスの感染拡大収束の兆しが見えない世界情勢の中で、2021年全日本ラリーに新設された「オープンXCクラス・北海道ステージ」に参戦したラリーマシンだ。

選手権外併設クラスのため、公式結果ではないものの、エントリー台数48台のうち、総合25位に相当する結果を収めた。また、アジアXCラリー2019ではTEAM JAOSをクラス優勝へと導いている。

TEAM JAOS ハイラックス2021 ver.

ジャオスはトヨタ ハイラックスやトヨタ FJクルーザーなどで2016年ごろからラリーに出場。ラリーの知見を生かしたパーツを多く提供していることもあり、ユーザーからの信頼も厚い。

ホイールは泥の排出や放熱性も考慮した新デザイン!

今回の全日本ラリーでは、海外仕様で用意されるガソリンモデルのノーマル車をベースに市販用品を多く装着してスポット参戦した。

外装では、フェンダーガーニッシュやフロントグリルガーニッシュ、マッドガードなどを装着。サスペンションもラリースペックのジャオス専用パーツが備わっている。

ラリー専用パーツも多く装備される

特徴的なホイールに注目したい。ジャオスのTRIBE CROSSというブランドの3つ目となるホイールで、泥を飛ばしやすく、放熱性にも配慮した特殊な形状になっているのがポイントだ。ホイールは市販する予定で、これまでのTRIBE CROSSに比べてさらに性能を強化している。

TRIBE CROSSブランドのホイール

今後はレクサスとの協業で実現したレクサス LX オフロード仕様でのラリー参戦も!

今後は、同じく「東京オートサロン2022」で発表されたレクサス LX オフロード仕様の開発をきっかけに、LXでのラリー参戦も検討しているという。レクサス LXの開発に当たっては、ハイラックスでのオフロード走行での経験が生かされたようだ。新たなフィールドに挑戦することとなるジャオスパーツから目が離せない!

レクサス LX600 オフロード JAOS ver

【筆者:篠田 英里夏(MOTA編集部)】

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