【新型コロナ】感染拡大中でもにぎわい 米軍キャンプ座間ゴルフ場に疑問の声 日本人客も多く

朝から多くの利用者が見られるキャンプ座間のゴルフコース=相模原市南区新磯野

 在日米陸軍司令部が置かれているキャンプ座間(神奈川県座間市、相模原市南区)に併設されているゴルフ場の営業が続けられていることに周辺住民や日本人従業員から疑問の声が上がっている。年明け以降、新型コロナウイルスの感染急拡大が米軍基地起因とされた中、一般の日本人客が多く利用している現状に、対策強化の不備を指摘する関係者も少なくない。

 「クラブハウス前の駐車場は県内外ナンバーの車で一杯で、朝からにぎわっているよ。オミクロン株による感染者の急増を受けて日本政府の要請に、米軍側も対策強化に応じたと報道されていたのに、これで大丈夫なのか」。近くに住む男性はフェンスと防球ネット越しに見掛ける光景に不安を隠せない。

 基地管理本部は21日午前から、関係者の紹介で入場できる「ゲスト」と呼ばれる一般客の利用を制限する措置を取った。その時間帯にも、高齢の日本人客がグループでカートを運転してプレーする姿が見られた。

© 株式会社神奈川新聞社