JR西日本米子支社 奥出雲おろち号後継に「あめつち」木次線観光列車導入検討 

JR西日本米子支社は1月20日 木次線(宍道〜備後落合)に観光列車「あめつち」の導入を検討していることを明らかにしました。

現在木次線では12系客車を改造したトロッコ車両をDE10形ディーゼル機関車が牽引するトロッコ列車「奥出雲おろち号」が運行されています。12系が製造から約50年経過し、維持管理が困難なことから2023年度をもって運行を終了することとなりました。その代替列車として2024年春からキロ47形「あめつち」の運行を検討しています。

1月20日に島根県松江市内で行われた会合でJR西日本米子支社は、経営的、技術的観点から木次線に新たな観光列車は導入しないとした上で、鳥取〜出雲市間で運行しているキロ47形「あめつち」の乗り入れや定期列車の内外装の装飾、周遊性を高める観光振興策の検討などを提案しました。

JR西日本米子支社によると「あめつち」の運行区間は宍道〜出雲横田間で、ゴールデンウィークや夏休み、秋の行楽シーズンを中心に週1回程度運行する予定です。「奥出雲おろち号」と運行区間が異なる理由については出雲横田〜備後落合間には急勾配があり、キロ47形「あめつち」では運行が難しいとのことです。

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