県は22日、宇都宮市上籠谷(こもりや)町の県農業大学校で、いちご学科見学・体験会を開いた。10~50代の17組21人が参加した。
同学科は昨年4月、全国で初めて創設され、2年間で高度なイチゴ栽培技術と経営管理を習得する。
参加者は同学科の説明を受けた後、実習農場を見学した。二つのハウスで栽培している「とちおとめ」や「とちあいか」などを間近に見ながら、年間の栽培スケジュールや温度管理、病害虫駆除について熱心に耳を傾けた。
予定されていた「パック詰め」と「イチゴ食味試験」は新型コロナウイルス感染症拡大の影響で、座学に切り替えて行われた。
足利市駒場町、高校2年大山拓実(おおやまたくみ)さん(17)は「農業に興味がありイチゴも好きだったので参加した。高度な技術と高い経営能力を身に付けるカリキュラムが整っていることが学べた」と話していた。