「危ないですよ」と声を掛けた男性の顔殴る 暴力団の男を暴行容疑で逮捕 那覇署

 那覇署は20日、面識のない本島南部の60代男性会社員を殴って転倒させ、頭にけがを負わせたとして、指定暴力団旭琉会二代目ナニワ一家構成員(55)=那覇市真地=を暴力行為法違反の疑いで逮捕した。容疑者は「身に覚えがない」と容疑を否認している。

 被害者は全治2週間の脳挫傷で頭蓋骨を骨折した。

 署によると、容疑者は2021年12月29日午前0時8分ごろ、市安里の歩道を知人と歩いていたところ、知人が車道に出た際に「危ないですよ」と声を掛けた被害男性の顔を殴った疑い。男性はあおむけに倒れ、頭部を路面に打ち付けた。

 目撃者が110番通報したが、警察官が駆けつけたときには容疑者は現場からいなくなっていた。

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