皮で作られた人間のお面のような被り物 人体実験で異様な姿に 映画「バイオハザード」本編映像

1月28日より劇場公開される、カプコンの大人気ゲームから生まれ、ミラ・ジョヴォヴィッチ主演で映画化もされた「バイオハザード」シリーズの原点を描く新たな映画「バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ」から、本編映像が公開された。

公開されたのは、「バイオハザード」のゲームファンの間では有名なキャラクターである、リサ・トレヴァーが登場するシーン。ゾンビに追われて養護施設に移動してきた、レオン・S・ケネディ(アヴァン・ジョーギア)、クレア・レッドフィールド(カヤ・スコデラリオ)、ブライアン・アイアンズ署長(ドナル・ローグ)。天井の蛍光灯が揺れているのに気づいたレオンは、ドアの向こうに不気味な姿をしたリサを見つける。ゆっくりレオンに顔を向けたリサは、人差し指を口の前に立てて、「シー」と静かにするようにうながす。

リサ・トレヴァーは、アンブレラ社によって人体実験を繰り返され、異様な姿に変えられてしまった人物。皮でつなぎ合わせた人間のお面のような被り物をし、被り物からは右目しか見えず、顔の全貌はわからない。ボロボロとなってしまった布をまとい、アザだらけの手には枷(かせ)をつけられている。

監督、脚本を担当したヨハネス・ロバーツは、リサ・トレヴァーについて「この映画の中で描いたキャラクターの中で最も魅力的だった一人」「これまでの映画には出てこなかったキャラクター。彼女は、オリジナル版のゲームで、僕が一番興味をひかれたキャラクターの1人だった。怖さと同時に、何かとても痛ましいものを感じて、心に残るんだ。それをこの映画でも表現したいと思った。ひどく苦しんでいるキャラクターに、命と人間性を加えたかった。観客の反応が楽しみだよ」と、語っている。

またリサの風貌について監督は、「すごく不気味」と表現。「彼女は人間の皮膚でできた仮面をかぶっていて、ぼろきれや古い服を着ている。両手は木の板で合わされている。見た人が思わず動揺してしまうような姿をしたキャラクターなんだ」と解説している。

「バイオハザード」シリーズは、全世界のシリーズ累計売上本数が1億1700万本を超えるカプコンの大人気ゲームを元に、ミラ・ジョヴォヴィッチ演じる美しきヒロイン・アリスと、世界をアンデッド化させた宿敵アンブレラ社との戦いを描くサバイバル・アクション映画シリーズ。2002年に初めてスクリーンに登場し、2016年の最終章「バイオハザード:ザ・ファイナル」まで全6作が作られ、全世界興収は1200億円を突破する大ヒットシリーズとなった。本作は、「バイオハザード」の原点を描く新たな映画となっている。「海底47m」のヨハネス・ロバーツが脚本・監督を務める。

【作品情報】
バイオハザード:ウェルカム・トゥ・ラクーンシティ
2022年1月28日(金)全国ロードショー
配給:ソニー・ピクチャーズ エンタテインメント

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